自分の家の排水はこの川を流れて行く。
その水は、いずれ海へと流れていき、
世界のどこかへ広がる。
自分の使った水が、知らないところで、
大きな影響を与えているのかもしれない。
ヨット好きの友人は旅先から手紙を届けてくれる。
手紙は、その土地の石けんの
包み紙に書かれていて、
また違った異国のいい香りがする。
我が家はコンポストトイレだ。
食べ物は、自分の体を通って消化され、
さらに微生物が分解。
それを肥料として畑に撒き、
育った野菜をまた自分が食べる。
大きな大きな循環の一部である自分を、
日々感じている。
reframingによって生まれた気づきやアイデアが、現実の世界に溶け込んだとき、どんな生活が生まれるだろうか。storyは、あるかもしれない、生活の物語です。
イラスト=成定由香沙